【保存版】世界のナベサダ!渡辺貞夫のジャズ名曲30選〜時代を動かした優美なサックスと熱いリズム〜
はじめに
一音聴いただけで心がパッと明るくなるような、温かく艶やかなアルトサックスの音色。
日本のジャズを世界のレベルへと引き上げ、御年90歳を超えてなお現役でステージに立ち続けるレジェンド、それが「ナベサダ」こと渡辺貞夫(わたなべ さだお)氏です。
日本のジャズを世界のレベルへと引き上げ、御年90歳を超えてなお現役でステージに立ち続けるレジェンド、それが「ナベサダ」こと渡辺貞夫(わたなべ さだお)氏です。
昭和という時代、日本のジャズシーンにおいて、渡辺氏は常に「新しい音楽の窓」を開き続ける開拓者でした。本場アメリカのモダンジャズを日本に注入したかと思えば、ブラジルからいち早く「ボサノバ」を持ち帰り、さらにはアフリカのリズムを取り入れて日本中に空前のフュージョン・ブームを巻き起こしました。ナベサダの音楽は、常に前向きで、お洒落で、弾けるような生命力に満ち溢れていたのです。
この記事では、渡辺貞夫氏が昭和の時代に残した不朽の名曲・名演30選を、当時の音楽シーンの変遷や時代背景と共に振り返ります。
渡辺貞夫のジャズ名曲30選〜世界を旅したサックスの軌跡〜
渡辺貞夫氏のキャリアと昭和のジャズシーンを4つの大きなうねりに分けて、名曲・名演をご紹介します。
1. 昭和30〜40年代前半:バークリー留学と「本格モダンジャズ&ボサノバの夜明け」
日本のトップジャズバンド「コージー・カルテット」などで頭角を現した渡辺氏は、1962年に名門バークリー音楽大学へ留学。本場の理論と技術を習得して帰国後、日本のジャズ界の教育・発展に多大な貢献をしました。さらに、留学中に触れたブラジル音楽(ボサノバ)を日本に初めて本格的に紹介し、お洒落な大人のカルチャーとして定着させました。
- La Fiesta(ラ・フィエスタ)
- チック・コリアの名曲をいち早くカバー。スピード感溢れる知的なサックスが冴え渡る初期の代表的な熱演。
- Chega De Saudade(想いあふれて / シェガ・ジ・サウダージ)
- 渡辺氏が日本にいち早く持ち帰ったボサノバの記念碑的トラック。日本中のカフェやバーの空気を一変させました。
- One Note Samba(ワン・ノート・サンバ)
- 軽快なサンバのリズムと、優美でいてどこか哀愁を帯びたアルトサックスの音色が完璧に融合した名演。
- Girl From Ipanema(イパネマの娘)
- アントニオ・カルロス・ジョビンへのリスペクトが詰まった、聴くだけで涼心地よい風が吹き抜けるような名カバー。
- Pastoral(パストラル / 田園)
- 1969年発表。日本の美しい情緒を、ジャズのモダンなインタープレイで見事に描き出した和ジャズの傑作。
- Autumn Leaves(枯葉)
- Manhã De Carnaval(黒いオルフェ)
- Song Of The Jet(ジェットのサンバ)
2. 昭和40年代後半〜50年代前半:野生のダイナミズム「アフリカへの接近」
1970年代に入ると、渡辺氏はブラジルからさらに先、音楽の源流である「アフリカ」へと旅立ちます。ケニアやタンザニアなどを訪れ、現地の人々や大自然と触れ合う中で得たエネルギーをジャズへと注入。パーカッションを多用した、原始的かつ生命力に満ちた新しいジャズスタイルを確立しました。
- Pamoja(パモジャ)
- スワヒリ語で「共に」を意味するタイトル。1976年にアフリカのミュージシャンたちと共演した、大自然の躍動感そのもののような名演。
- Mbagathi(ムバガティ)
- アフリカの民族楽器や太鼓のリズムが激しく交錯する中を、渡辺氏のサックスが縦横無尽に咆哮するスピリチュアルな傑作。
- Open Road(オープン・ロード)
- 地平線へと続く一本道を想起させる、スケールの大きなメロディが胸を打つ1970年代中期の重要作。
- Sambador(サンバドール)
- アフリカのリズムとブラジルのサンバが、渡辺氏のフィルターを通して見事に昇華されたダンサブルな1曲。
- Echo(エコー)
- Malasaka(マラサカ)
- Kilimanjaro(キリマンジャロ)
3. 昭和50年代後半:空前のナベサダ・ブーム「フュージョンの金字塔」
1970年代末から1980年代前半、日本が未曾有の好景気へと向かう中、音楽界ではお洒落で洗練された「フュージョン(クロスオーバー)」が大ブームに。その頂点に君臨したのが渡辺氏でした。資生堂のCMなどとのタイアップにより、ジャズファンだけでなく日本中の若者やサラリーマンが彼のカセットテープを買い求め、街中がナベサダの音色で溢れかえりました。
- California Shower(カリフォルニア・シャワー)
- 1978年発表、日本の音楽史を塗り替えたメガヒット曲。西海岸の青い空と弾けるような爽快感が、当時の上り調子の日本の空気感と100%シンクロした最高のフュージョン・ナンバー。
- My Dear Life(マイ・ディア・ライフ)
- 自身の長寿ラジオ番組のテーマ曲としてもあまりにも有名。人生の悲喜こもごもを優しく包み込むような、涙が出るほど美しいメロディ。
- Morning Island(モーニング・アイランド)
- 朝の光が差し込むリゾート地のような爽やかさ。モダンなポップセンスが光るフュージョン時代の代表曲。
- Orange Express(オレンジ・エクスプレス)
- 1981年発表。弾けるようなグルーヴとキャッチーなサックスのメロディが、聴く人すべてを元気にさせる大ヒット曲。
- Sun Dance(サン・ダンス)
- All About Love(オール・アバウト・ラブ)
- Nice Shot(ナイス・ショット)
4. 昭和末期〜:円熟の輝きと「世界のトップセッション」
1980年代中盤、バブルの熱狂が頂点へ向かう中、渡辺氏はサン・セバスティアンやモントルーなど世界各国の名だたるジャズ・フェスティバルに招聘され、「世界のSADAO」としての地位を不動のものにします。リチャード・ティーやスティーヴ・ガッドら、世界最高峰のスタジオミュージシャンたちと共に、さらに深みを増したアーバンな大人ジャズを奏で続けました。
- Rendezvous(ランデヴー)
- 1984年のアルバム表題曲。都会のビル群の夜景や、お洒落な大人のデートにぴったりな、洗練を極めたメロディ。
- Fill Up The Night(フィル・アップ・ザ・ナイト)
- ニューヨークの夜を想起させる、非常にタイトで都会的なファンキー・フュージョンの名演。
- Good Time Noise(グッド・タイム・ノイズ)
- 聴いているだけで自然と体が揺れる、ハッピーで温かいナベサダ流ポップ・ジャズの真骨頂。
- Bird Of Paradise(バード・オブ・パラダイス)
- Desert Ride(デザート・ライド)
- Maisha(マイシャ)
5. 昭和の熱狂をさらに深く知るための「伝説のライヴ・共演」(4選)
国内外の歴史的プレイヤーたちと熱い火花を散らした、あるいは武道館を揺るがした伝説のテイクです。
- Round About Midnight(ラウンド・アバウト・ミッドナイト)
- モダンジャズの巨匠たちへのオマージュ。渡辺氏のジャズの原点であるチャーリー・パーカー直系の熱い精神が宿るバラード。
- Parker’s Mood(パーカーズ・ムード)
- アコースティック・ジャズへの回帰。偉大なる先達へ捧げた、哀愁と超絶テクニックが同居する名演。
- Sadao Watanabe Live at Budokan – Recado Bossa Nova(リカド・ボサノバ)
- 日本武道館を満員にし、大歓声の中でサックスを響かせた伝説のライヴ音源。
- Georgia On My Mind(我が心のジョージア)
- 歌うようにサックスを鳴らす渡辺氏の、感情がダイレクトに伝わる感動的なスタンダード・カバー。
音楽配信サービス「Spotify(スポティファイ)」とは?
「世界のナベサダの、あの爽やかなサックスをもう一度聴きたいけれど、レコードもCDも手元にない……」という方も安心してください。
Spotify(スポティファイ)は、世界中で数億人が利用しているスマートフォンやパソコン向けの音楽配信サービスです。登録曲数は1億曲を超えており、渡辺貞夫氏が昭和の時代に発表したCBSソニー期やビクター期の歴史的名盤、ヒットアルバムの数々が公式に多数配信されています。インターネットにつながっていれば、その場ですぐに曲を聴くことができます。
Spotifyを無料プラン(Freeプラン)で楽しむ方法と注意点
Spotifyには、期間の制限なく完全無料で使い続けられる「無料プラン」があります。
無料プランの始め方
- スマホのアプリストア(iPhoneは「App Store」、Androidは「Google Play ストア」)を開きます。
- 「スポティファイ」 と検索し、緑色のアイコンのアプリをダウンロードします。
- アプリを開き、「無料で登録する」 からメールアドレスとパスワードを入力して登録すれば準備完了です。
💡 安心して使うための無料プランの4つの制限と注意点
無料プランは大変便利ですが、無料ならではの制限があります。あらかじめ知っておくと迷わず使いこなせます。
- 基本はシャッフル再生(ランダム表示)
スマートフォンでは、選んで押した曲がそのまま流れるのではなく、その曲に関連した曲がランダムに混ざって流れる仕組みになっています。検索窓から「California Shower」などを検索して再生ボタンを押すと音楽が始まりますが、1曲目に別の関連曲が流れることがあります。その場合はあわてず、ラジオのように流し聴きしてみてください。2曲目や3曲目に必ずお目当ての曲が流れてきます。 - スキップは「1時間に6回まで」
「次の曲へ進む」ボタンは1時間に6回までしか押せません。本当に飛ばしたい曲のときだけ使うのがコツです。 - ときどき「音声広告」が入る
数曲に一度、テレビやラジオのようにCM(音声広告)が流れますが、広告が終わればまた自動的に音楽が始まります。 - 特定の1曲だけを何度もリピート再生できない
同じ曲を連続して何度も再生することはできません。プレイリスト全体を流す必要があります。
【より快適に聴くための裏ワザ】
スマートフォンの無料プランには上記の制限がありますが、ご自宅のパソコンやiPadなどのタブレットから聴く場合は、無料プランであっても好きな曲をピンポイントで選んで順番通りに再生することができます。(※広告は流れます)じっくり好きな曲を選んで聴きたいときは、大きめの画面の機械で使うのがおすすめです!
ギガを消費しない!データ量を気にせずジャズを聴く方法
「ナベサダの素晴らしいアルバムやライヴ音源をスマホでたくさん聴いていると、通信量(ギガ)がなくなって速度制限がかかるのが心配」という方のために、データ量を気にせず楽しむための対策を2つご紹介します。
対策①:自宅の「Wi-Fi(ワイファイ)」に繋いで聴く
データ量を全く気にしなくてよくなる最も確実な方法です。
ご自宅にWi-Fi環境がある場合は、必ずスマホをWi-Fiに接続した状態でSpotifyを再生してください。携帯電話会社のデータ通信量は 「ゼロ(消費なし)」 です。
ご自宅にWi-Fi環境がある場合は、必ずスマホをWi-Fiに接続した状態でSpotifyを再生してください。携帯電話会社のデータ通信量は 「ゼロ(消費なし)」 です。
対策②:Spotifyアプリの「データ節約モード」をオンにする
外で聴く機会が多い方は、Spotifyアプリ内の設定を変更するだけで、消費するデータ量を最大で約4分の1〜5分の1に節約できます。
- Spotifyアプリの画面左上にある 「自分のアイコン(丸いマーク)」 を押します。
- 「設定とプライバシー」 を選びます。
- リストにある 「音質」 を押します。
- 画質・音質の設定内にある「携帯電話ネットワークでのストリーミング」を 「低音質」 または 「自動」 に変更します。また、メニューにある 「データ節約モード」 をオンにします。
編集後記:今夜はナベサダのサックスと共に、ハッピーで贅沢な夜を
昭和の音楽シーンを常に明るく、スタイリッシュに照らし続けた渡辺貞夫氏の音には、当時の日本が持っていたポジティブなエネルギー、そして世界中を旅して音楽を吸収してきた男の、純粋な「音楽への愛」がぎゅっと詰め込まれています。
スピーカーから鳴り響く、どこまでもクリアでハッピーなアルトサックスの音色に耳を傾けるだけで、自宅の部屋が一瞬にしてカリフォルニアの爽やかな海岸や、お洒落な1980年代の都会のバーへと早変わりします。
スマートフォンとSpotifyがあれば、いつでもどこでも、あの眩しい極上のサウンドに出会うことができます。操作に少し不安がある方も、基本の検索と再生さえ覚えれば、これほど素晴らしい音楽の相棒はありません。
今夜はお気に入りの冷えた白ワインやカクテルを用意して、渡辺貞夫氏の素晴らしいジャズナンバーと共に、心が躍る極上の贅沢な時間を過ごしてみませんか?


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